【文科省委託事業】 『くらしのちぐはぐ研究室』
【文科省委託事業】
演劇家の柏木さんと一緒に、くらしの『ちぐはぐ(違和感や困りごと)』をみんなで話し合いました。
仕事のこと、友達のこと、日常にはいろいろな『ちぐはぐ』がありますが、今回はその中から
という、2つの『ちぐはぐ』について話し合い、それぞれ演じてみました。
一つ目は、職場でのエピソードですが、職場での「ちぐはぐ」は他にもいろいろあります。
◆上司が仕事とプライべートとの線引きをしっかりするように言ってくるが、早く寝ろとか、バランスのいい食事をとれなど、仕事のためと言いながら人のプライベートに立ち入ってくるのは矛盾しているのではないか
◆学校であれほど早くと言われてきたのに、やれる仕事がないからゆっくりやってねと言われて、戸惑っている
◆10年以上同じ仕事をやらされていて、自分が仕事をする意味を見失っている
など、当事者の努力ではなんともできず、簡単に解決策が見いだせないものも多くあります。
二つ目のLINEのエピソードは、参加者の多くはなんからのLINEの「ちぐはぐ」持っていることがわかりました。
当然ながら、文字だけで自分の気持ちを正確に伝えることは難しいわけですが、「自分の思う通りに相手に伝わっているはず」と思い込んでいると、誤解が生じている可能性を踏まえて相手の返信を受け取ることができず、「相手が意味の分からないことを返信してきた」「ちゃんと説明したのに何回も質問して来てしつこい」などの受け止めになってしまうこともあるようです。
また、LINEの回数についても例えば1日10回やりとりすることが、普通と感じる人もいれば、とても多くて大変だと感じる人もいます。こうした人それぞれによる感じ方の違いを知らずに自分基準でやりとりをしてしまうと、「LINEが多くてしつこい」「LINEを全然返信してくれない」などの受け止めになり、それが発端となってトラブルになるケースも見受けられました。
ぜひ、動画を視聴して考えてみてください。