2022年3月21日

【学びの会】超大学

2年かけて試行してきた『超大学(仮)』をみなさんにお披露目できる時がやってきましたー!
『超大学(仮)』は、わたしたちが開発した「障がいの有無に関わらず、年齢・性別・立場を超えて、双方向に学び合う新たな学びの場」です。
わたしたちの考える学びの本質がギュッと詰まっている『超大学(仮)』を、もっとわかりやすくいろいろな人に伝えたい!との想いから、この映像を制作するに至りました。
「今年度一、難しい仕事でした」とプロを悩ませてしまうほど表現することが難しい学び多き『超大学(仮)』。
昨秋2回にわたって、上智大学総合人間学部笠原ゼミの学生のみなさんと学び合った映像をベースに、「コミュニケーションってどうやってとったらいいんだろう」といった不安や戸惑いが「お互いに学び合った」との感想に至ったというインタビューも交えて、立場を超えた双方向性のある学びとは何かを効果的にお伝えする映像に仕上がったのではないかと思います。
また、今回の『超大学(仮)』で障がい当事者の学生さんらとのコミュニケーションツールとして用いたのは、『くらしのちぐはぐ研究室』というプログラムです。
『くらしのちぐはぐ研究室』は、障がいのある人たちが『ちぐはぐ』(=困りごとや違和感など)を出し合い、演じてみるというプログラムで、言葉だけに頼らない様々な表現方法により個々の『ちぐはぐ』をみんなで共有し、参加者がワイワイと演じながら『ちぐはぐ』ストーリーを動画化したりします。
場づくりのアドバイザーは、演劇家の 柏木 陽さん。
様々な事情により、これまで胸の奥底にしまっておくしか選択肢がなかった『ちぐはぐ』。このプログラムを通してたくさんの『ちぐはぐ』が姿を現しています。
このプログラムによる学びは多岐にわたります。たとえば、ある人の『ちぐはぐ』は他者によって演じられるのですが、それにより、本人は客観的・俯瞰的に『ちぐはぐ』を捉え直すことができたりします。本人からは見えづらくなっていた新たな視点に気付いたり、時には『ちぐはぐ』を生み出さないためのヒントが得られたりもします。
また、『ちぐはぐ』を抱える当事者は深い傷をおっていることも多く、涙ながらに語られることもよくあるのですが、「つらかったね」「うんうん、わかるよ」と仲間に気持ちを受け止めてもらうことで、少しずつその『ちぐはぐ』に存在に向き合っていけるようになることもあります。
そして、なんといっても声を大にして言いたいのは、これらの『ちぐはぐ』が社会の中に現れた時、これまでの当たり前や常識を問い直され、社会の中で止まっていた思考が再び動きはじめるところに、とてつもなく大きな価値があるのではないか!ということです。
なにはともあれ、『超大学(仮)』は次年度も継続して実施していきますので、映像を観てピンと来た方は、ぜびぜひご一報ください。
映像制作にご協力いただいた みなさん、ありがとうございました。
笠原 千絵さん(上智大学総合人間学部助教授)
上智大学総合人間学部笠原ゼミのみなさん
柏木 陽 さん(演劇家)hattp://engeki100.net
樋口 勇輝 さん(映像作家)http://yukihiguchi.coom/
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文部科学省委託「学校卒業後における障害者の学びの支援に関する実践研究」事業
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『超大学(仮)』へのお問合せやお申込みは、下記までご連絡をお願いします。
NPO法人障がい児*者の学びを保障する会
メール:hello@npo-manabinokai.com
TEL:080-3529-6343(担当:大森)