2018年2月5日

日曜青年学級見学!!

先週の日曜日、練馬区立春日町青少年館で実施している「日曜青年学級」へ見学に行ってきました。

この「日曜青年学級」とは、練馬区が15歳以上の軽度の知的障がい者の方を対象に、毎月1回(主に第4日曜)春日町青少年館で、家庭生活や社会生活を営んでいく上で必要な生活技術の向上、一般教養の体得やスポーツによる体力の増強を目的に行っているものです。

70名ほどの学級生が、午前は希望する各クラブ(料理、学習、造形、表現、創作)に分かれて活動し、午後は、全体活動(スポーツ)を行います。

各クラブの活動を見学させいていただきましたが、どのクラスでも学級生たちがとても集中した様子で、夢中になって取り組んでいる姿がとても印象的でした。

表現クラブでは私たちも一緒になって参加させていただきましたが、何だか人の目がとても気になってもじもじと・・・自分をありのままに表現するって難しいな~と、物おじせず感じたままに表現をする学級生の皆さんの姿に感動です!

料理クラブでは、豚汁を作る工程でニンジンのいちょう切りに取り組む学級生の姿が。きれいに並んだ幅3ミリのニンジン、学級生のとーっても丁寧な作業に、日頃の自分を反省・・・本当に教わることばかりです。

午後はダイナミックな「かるた取り」。白熱するあまり、ヘッドスライディングして取りに行く学級生もいてビックリ!!

ほどよく汗をかいて、学級生の顔もほんわかピンク色に。何だかすっきりとした顔で、いい感じです。

障がいのある方は、高等部を卒業して社会に出てしまうと、その後、自分の必要な課題に応じて教育を受けたり、また仲間と交流したり余暇を楽しんだりすることが、なかなか自力ではしづらい状況にあります。また、配慮と共に参加できるような機会も少ないのが現状です。

その中で、こうして練馬区が社会教育の一環として「青年学級」を運営し、学びの機会を提供されていることは素晴らしいことだと思いました。事業として取り組む自治体が少ない中ではありますが、ぜひ今後も継続していって欲しいと思います。

これからもいろいろなことを学ばせていただきながら、自主事業としても学びの機会の創出に取り組んでいきたいと思います!

青年学級のみなさま、本当にありがとうございました。