2018年10月23日

【文科省委託事業】生活をつくる③

学びの会★みんなのワークショップ★
「生活をつくる」

@練馬区生涯学習センター

 

この講座は、知的障がいのある高校生の方が、「生活」をテーマに、それぞれの思いを自由に出し合いながら、体験を通して一緒に学び合う3日間の講座です。

個性豊かにゆっくりと成長している彼らですが、高校を卒業すると同時に、社会に出ていかなくてはならない現状にあります。
また、大学・短大・専門学校のような高等教育機関で学べる場がほとんどなく、さらに社会に出てからも、公的な生涯学習講座から自主的なサークル活動まで、様々な社会教育の場においても参加できる機会はとても少ない状況にある 彼らです。

社会への扉を目の前に、彼らは「生活」という言葉をいったいどのようにとらえているのでしょうか。

3日目も引き続き、彼らの「生活」感をもとに、「料理」を通して「生活」を体験していきます。


 

初めましてのスタッフが自己紹介。
今回は、大学生ボランティアの方も参加してくれています。


 

前回、話し合いで決まった3つのメニューと担当チーム。

・ ロールケーキ チーム
・「餃子のタク&アラシ」チーム
・「(味噌)ラーメン共育学園」チーム

 

素敵なチーム名が決まったところで、それぞれの担当チームに分かれて、
いよいよ実際に「料理」をつくるために行動開始!です。

 


 

まずは、材料の調達!

昨日、下見に行ったスーパーへ買い物に行きます。

 

 


 

こちらは「餃子のタク&アラシ」チーム。

 

材料の調達は、完璧のようです!

まずは、野菜を細かくしていきましょう。
フードプロセッサーを使えば、早くて楽チンです♬

そして、混ぜて・・・

 

1つずつ包んだら、焼いていきましょう。

ホットプレートを使えば、温度調節が簡単です。
しかも、一気にたくさんの餃子が焼けます。

なんとも おいしそうな餃子が出来上がりましたね~♬

 


 

・「(味噌)ラーメン共育学園」チーム

こちらは、ロールケーキチーム。

「(本に)1本24cmって書いてある。これって何人分なの?」

「普通、ひとり分はだいたいこれぐらいだよね。(指で3~4cm幅を表現)」

「だすると・・・1本で5人分かな。余った分は、クリームが少ない端っこの人にプラスすればいいし。」

「そうすると、15人分つくるには何本作ればいいのかな?」

 

こちらは餃子チーム。

「餃子はひとり何個にする?」

「僕は10個くらい食べれるけど、ナガちゃんは5コくらいかも。」

「そしたら間をとって、ひとり8個とかかな。」

「あれ、材料のところに〔キャベツ500g〕って書いてある。」

「500gって、キャベツ何個なんだろう?」

「お店でキャベツの重さをはかってみないとわからいなぁ・・・」

「うーん・・・あ、キャベツを500gくださいって言えば、お店で買えるかもしれないよ!」